はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

7月7日の七夕は『かすみ草の日』

かすみ草について

【かすみ草】という花をご存知でしょうか?一年中花屋の店頭に並ぶ、昔から人気の花です。

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可愛くてボリュームがあって、どんな花とも相性が良いんですよね。しかも 花の持ちもとても良くて、更に周年手に入る。

 

ここまで好条件を兼ね備えた花はなかなか無いです。そして、さらに!

 

ドライフラワーにも出来ちゃう。簡単に。そしてそして、染料を吸わせれば着色も出来る。

 

まさに完璧な花です。

 

欠点を挙げるとすれば、水揚げ(水に浸ける前に茎を切る事)の際に、水中で切ってやる必要がある事。

 

また、昔から愛されて来た花ですので、使い方次第では何となく古く見える事もある。

まあ、その位でしょうか。

 

近年まではその形状から、脇役としてボリュームの無い花と一緒に飾ったり、作品にフワフワ感を出すための味付けとして使ったり。

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他の花を引き立てる役割りの多かった花です。

 

ところが近年では、かすみ草を主役にした作品が多くなっています。大量に使ったり、密度を高くして丸めたり。

 

ようやく主役としての使い方が広く浸透して来た感じです。というより、人々の感性がそういう繊細な花や、主張の控え目な花を好むようになった、というのが私の解釈ですが。

 

今回はそんな素敵なかすみ草の記念日、【かすみ草の日】とは一体なんだろう。というのが今回のテーマです。

 

かすみ草の日

ところで、なぜ7月7日がかすみ草の日なのか、わかりますか?

 

7月7日はもちろん、七夕の日ですよね。しかし、七夕の植物として思い浮かぶのは、笹ですよね?

 

その理由は、七夕の空に浮かぶ、天の川。白い小花がたくさんたくさん付いたかすみ草は、まるでその天の川の様である。

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なんてロマンス。よく思い付きましたよね。

残念ながら私は全くわかりませんでした。

 

年間で、数え切れない量を使用するのですが、そんな見方もあるんだなーって。

 

七夕の物語が好きな方は、ぜひ7月7日にはかすみ草を飾って、その物語を思い返してみても良いですよね。

 

あと。男性はかすみ草だけの花束をプレゼントってのも、ありですよね。

 

いや、そうしたら1年に1回しか会えないんでしょうか?これは、なかなか悩ましいですね。

 

七夕に花を飾るなら、かすみ草!

という事で、今回は七夕の日にかすみ草を飾りましょうというお話でした。

 

どうせなら、ちょっとライトアップしたりね。一手間加えてやると、よりムードが漂うと思います。

 

一本が300円から500円くらいでしょうか。安いと、250円くらいでも。

 

ボリュームも充分なので一本で充分です。他の花も無くてオッケー。まだあまり浸透してないイベントなので、ぜひ先取りして話題にしましょう♪

 

読んで頂きありがとうございます♪

いろはでした♪

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