はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

花瓶を買うなら、最初は〇〇な花瓶がお勧め!

花瓶を買う前に知っておきたい事

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花束をお買い上げのお客さんによく聞く事があるんですよ。特に若い人によく聞くのですが、

 

【花束をプレゼントする相手の方は、花瓶を持ってますか?】って。

 

これが、結構分からなかったり、持っていないって言われるんですよね。

 

意外と気にせずプレゼントしちゃいますよね?

でも、頂く方としては、やっぱり困りますよね。

 

また、頂く側の方からも時々、「花束を頂いたけど飾る器が無い」って、相談もあったりします。

 

今回はそんな時に役立つ、お勧めの花瓶の紹介です。もちろん、何個も必要な訳では無いので、こんなのがあれば困る事も少ないかな?って感じの花瓶です。

 

って言っても、

【いつか花束を頂くかもしれないので、それに備える】なんて事だけに用意するのって、なんか虚しいですよね。笑

 

自分用の切り花の購入時にも使えた方が良いですよね。そんな花瓶も考えてみました。

 

とてつもなく種類があるジャンルなので、大雑把にはなりますが、良かったら参考にしてみてください♪

 

 

asunaro-flowers.hatenablog.com

 

お勧めは、口の狭い花瓶です

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私が一番お勧めするのは、挿し口の小さい(狭い)花瓶です。タイトルの〇〇な花瓶は、口の小さな花瓶です。

 

口の広さは普通のコップくらいから、ビールジョッキくらいまでですね。

 

高さは20センチから40センチくらい。

口が広い時は高さが高い方が良くて、口が狭い時はあまり高く無い方が良いです。

 

理由は、口が広いと、活けた花が傾いてしまうからです。どうやっても傾きはしますが、口が広い方が傾きが大きくなります。

 

花束は束ねてあるので、それなりに量が多ければ【束】も大きくなって(太くなって)口との隙間が減って安定はしますが、そうなると、少量の花が活けにくくなります。

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そして、あまりに花の傾きが激しいと倒れてしまいます。

少量でもバランスよく飾る事ができて、ちょっと量が多くても対応できる。そのサイズの大体の目安かなーって思うんですよね。

 

花束の茎は上の写真の様に茎が束ねられています。そのまま花瓶に長さを合わせて茎を切って、スポッと入れる事が出来る花瓶が有れば、デザインを崩さずに活けれて良いですよ♪

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2本くらいでも良いですよねー。
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ちょっと量がふえても。
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この位でも平気です♪ちなみに、この水色の花瓶は、ピンクの花瓶より口が狭いんですよ。

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もちろん花によって、もっと大きくなければダメな時もあります。しかし、何個も揃えるのは置き場にも困りますよね。

 

重ねる事が出来ないし、割れますもんね。そう思うと、なるべく万能に飾れる花瓶が良いですよね。

 

逆に背が低くて口が広い花瓶や、背が高くて口が狭い花瓶は万能では無いです。悪いわけでは無いです。

 

汎用性が少ないと思います。

 

一輪挿し用もお勧め♪

花束もなかなか頂く事ないし、花屋さんで数本買って楽しんだり、ガーデニングの花を一輪飾ってみたり。

 

そんな時に役立つのが一輪挿し用の花瓶です。

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花が一輪でも見栄えが良いように。なるべく最小限の大きさの花瓶を選ぶと使いやすいです。

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口が狭ければ、この青いガラスの様に本来の用途と違っていてもオッケーです。

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花瓶に活ける際の注意点

基本的に水に浸かる葉っぱは取り除きます。また、染めてある花は、ガラスの花瓶に飾ると色が付着してしまいますので気をつけましょう。

 

また、花瓶の水は意外と減るのが早いです。継ぎ足しでも、水換えでも良いのでチェックしながら管理しましょう。

 

水が減ると重心が軽くなって、花によっては花の重みで倒れる事も。水は、重石のような意味も兼ねています。

 

あと、切り花が長持ちする延命剤を入れると、水も腐りにくいので手入れがしやすくお勧めです♪

 

 

asunaro-flowers.hatenablog.com

 

まとめ

という事で、花瓶のお勧めでした。素材や色は自由ですが、あまり主張の激しいデザインは、花を選びます。

 

最初はガラスが良いかもしれませんね。器の専門店とかに行くと、花が無くても素敵なデザインの器とかあるので、良かったら足を運んでみてはいかがでしょう♪

 

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