はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

エリンジュウムのドライフラワー

エリンジュウムのドライフラワーについて

フローリストのいろはです。今回紹介するのは【エリンジュウム】のドライフラワーです。聞き慣れない名前の花ですよね。私もこの花業界に入るまでは見たことも聞いた事もありませんでした。どんな花かと言いますと・・・

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この青い花です。よく似た花に、もう少し丸くなった【瑠璃玉アザミ】という花があります。ちょっと楕円形になった方がこのエリンジュウムとなります。茎や葉の感じも似ていますが、瑠璃玉アザミに比べると、もう少しゴツゴツというか、刺々しい印象を受けると思います(触っても痛くないです)

生花としてのエリンジュウムの特徴

非常に花の持ちがよく、茎も美しいのが特徴です。花は青くて爽やかな色味ですが、葉っぱや茎も青みが掛かったようなシルバーグリーンで、全体的に爽やかな印象を受ける花です。

 

また、青と言っても、目の覚めるような明るい青ではなく、落ち着いた感じの青で有ることから、

アンティークな色とも相性が良く、ユーカリ等と一緒に飾ると落ち着いたお洒落な雰囲気を演出できます。どちらもドライフラワーになりやすいので、ぜひ一緒に飾りましょう♪

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エリンジュウムをドライフラワーにする方法

エリンジュウムはとても簡単にドライフラワーにする事が出来ます。水から出して、逆さに吊るして作ります。注意点があるとすれば、

  • 頭の重さで茎がしなって曲がる
  • 花がなかなか枯れない為、知らないうちに花瓶の中の茎が腐る事がある

といったことが挙げられます。花が本当に強いので、そのまま花瓶の水が乾いてドライになっていたという事もあるでしょう。しかし、腐る時には腐ります。

 

水が蒸発するより先に腐ってしまったら流石にそこからドライにするのは厳しいです。

ある程度のところでスワッグ(逆さに吊るす)にして飾りましょう。

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エリンジュウムのドライフラワーの特徴

このエリンジュウムはドライフラワーになっても、花の大きさが ほとんど変わりませんし、あまり散ったりしません。そして茎があまり細くならずに硬くなってくれるので、花束に使う事も出来ます。要するにドライになっても、他の花より頑丈なのでプレゼントにも喜ばれると思います。

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エリンジュウムの入手方法

普通に花屋に出回っています。瑠璃玉アザミは5月頃から9月頃に出回るのに対して、エリンジュウムは春~秋頃まで多く出回っています。

 

輸入される事も非常に多いので、瑠璃玉アザミよりは安定して入手出来る花です。瑠璃玉アザミは結構入手しにくかったりします。

 

おわりに

今回はちょっと珍しい花の紹介でした。青いドライフラワーってなかなか無くて、重宝するんですよね。生花としても存分に鑑賞を楽しめる花です。

ぜひ、花屋で見かけたら連れて帰ってやってください♪

 

いろはでした♪