はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

部屋に生花を飾ろう!初心者にはガーベラがお勧め!

ガーベラの切り花を飾ろう!

みなさん、家に花って飾りますか?

  • 「そんな余裕はない!」
  • 「花が似合うような生活を送ってない!」
  • 「セレブじゃあるまいし!」

そう思われる方も多いでしょうね。私の勝手な予想ですが、みなさんの花に対するイメージってきっと、【値段が高い】【優雅な暮らし】とかが多いのではないでしょうか。

 

今回紹介する【ガーベラ】という花は、見事にそのイメージを払拭してくれます。

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いかがでしょう。画像では大きさが伝わりにくいですが、一輪辺りが存在感抜群です。

このガーベラという花が特におすすめだと思う人は

  • これから花のある暮らしを始めたい
  • たまには花でも飾ってみよう
  • 堅苦しくない感じにしたい

といった方々です。もちろん普段から花を飾る人にもお勧めですが、生花に対して初心者の方にはとても扱いやすくて良いと思うんですよね。

 

今回はその理由を紹介していきたいと思います。

 初心者にガーベラがお勧めな理由

①カラーバリエーションが豊富

写真でもわかる通り、様々な色が存在します。そして毎年のように新しい品種が増え続けています。その時の気分や、来客時はその人に合わせたり、ちょっと元気が欲しい時はビタミンカラーにしてみたり・・・。

 

きっとお気に入りの色が見つかるはずです。

②年中手に入る

一年中、出回っていますね。生産地も多くて、価格も安定しています。ガーベラを置いてない花屋さんってあるのかな?って感じです。

③安い

価格が安定していると書きましたが、大体130円~250円位でしょうか。安い時は100円くらいで売っている店もあるんじゃないかな?一本あたりが缶ジュースやアイスクリーム、スナック菓子と同じくらいですね。気軽に買えるのではないでしょうか。

④一輪でも素敵

存在感が有りますからね。葉は付いてないですが、その分ガーベラの茎はスッキリとしてて、見た目も良いです。形も分かりやすいので、さり気なくコップや瓶に一輪いれてあっても、花がある!って感じがします。

 

そして、なんていうか。個人的にですけど・・・

嫌味な感じがしないんですよね。いかにも着飾ったようなファッションではなく、着慣れた普段着のお洒落みたいな・・・。親しみやすいですよね。

まあ、そこんとこは 個人的な意見だと思ってください。

ガーベラの特徴

続いてガーベラの特徴を紹介します。ちょいと変わった特性もあります。

①明るい方を向いてくれる

ガーベラの大きな特徴の1つに【明るい方向を向く】という事が有ります。理由は諸説ありますが、なんだか前向きな感じがしませんか?

 

知らないうちに向きが変わっている事も多々あります。どうでしょう。推理小説のネタとかに使えそうですね。

 

よく保育園や幼稚園、小学校なんかでも、卒業する人に向けて一輪ずつプレゼントされたりしますね。部屋の中にいつも前向きな花が飾ってあると、元気が湧いてくる気がしませんか?

②状態がわかりやすい

状態というか、傷んでくると、割と茎にダメージが出やすいんですよね。そんな時は、お水を張った容器の中で茎を切って、またもとに戻してやります。すると、茎がすぐに硬くなって、元気を取り戻します。

 

また、徐々に花の真ん中の周りが毛羽だった様な感じになります。買う時には注意したいですね。

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手前から状態が良い順に並んでます。

ガーベラの注意点とメンテナンス

この花に限らず、切り花のメンテナンスの基本は水替えと茎の切り戻しになります。毎日では無くても良いですが、腐ってからの水替えはハッキリ言って相当きついです。特にガーベラは茎が傷み易いので、初心者の方はその辺もわかりやすくて良いのではないでしょうか。

 

ただ、ここのメンテナンスをあまり難しく考えすぎない様にして欲しいという思いも有ります。これが面倒で切り花は苦手という方もおられるんです。

花瓶から花を抜いて、水を捨てて新しい水を入れて、茎を少しだけ切って戻すだけです。5分も掛かりません。本当に簡単な事だと思ってください

①水は浅め

これは【ガーベラ】と【カラー】と呼ばれる花に特に言える事です。水に浸かっているところから傷んでいくので、5センチくらい水が張ってあれば十分かなと思います。

 

深い水に浸けるのがいけないという訳ではありません。ただ、その方が長く楽しめるという事です。他の花と一緒に飾る場合はもう少し多く水を張る事もあります。

②茎を切り戻そう(水切り)

先程ちらっと書きましたが、茎を切る時に、水中で茎を切ります。これを【水切り】と呼びます。これをすることにより、水を吸収するための入り口である茎の切り口の断面が常にきれいに保たれます。水も汚れて来ますからね。茎の断面が目詰まりするんですよね。

ちなみになぜ【水中で切る】のか。それは浸透圧と鮮度の関係があると言われています。

細かい事はとても難しいので割愛しますが、要は空中で切ると切り口に空気が触れるので、水より先に切り口が空気を吸っちゃいます。それを防ぐため、という認識で良いかと思います。また、圧力の中で切るとグッと水を吸ってくれるみたいな。

 

真相はわかりませんが効果絶大です。

バラとかヒマワリとかも効果ありますよ~。

③水替えはマメに

茎を大事にしましょうという事です。清潔に保ってあげてください。夏場は特に、お湯になるような時はこまめに変えてあげましょう。茎の切り戻しも時々やってあげましょう。

 

おわりに

という事で、これから花のある生活を送ってみたい方へ。またはそんなこと思ってなかった方へ。

 

花屋はガーベラ一本のお買い上げも大歓迎でございます。

 

全てがやはり生の花ですから、悲しいかな、寿命を持っています。少しでも多くの人に何か良い影響を与える事が出来たらいいなと思っています。

 

フラっと花屋さんに寄ってみませんか。思っているより気軽に楽しめますので。

 

本当に好きな人は一本を毎週 買ってくれたりするんですよね。さり気ない楽しみ、ちょっとした癒しの様な感じでしょうか。

 

もちろんプレゼントにもお勧めです。前向きな花という事もあって、きっと喜ばれることでしょう。

 

以上、ガーベラの紹介でした。また色々と紹介していきます。

 

いろはでした♪

 

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